社長日記

最低賃金のアップこそが賃上げの起爆剤だと思う

 国会中継を聞いていたら相変わらず岸田総理は、2030年半ばまでに最低賃金は1500円にしたいと言っておりました。
 皆さんはこの発言どう思いますか?
 これで日本は成長できると言えるのでしょうか?
かつて日本の半分の給料だった韓国やシンガポールに給料を抜かれ、稼ぐ人の人口がどんどん減っている日本が唯一成長できる方法は賃金アップだけではないでしょうか?
その程度のアップ額では韓国やシンガポールにも追いつけず、ベトナムやタイに追い抜かれますよ。
国は、賃金アップに本腰を入れるべきです。
 そのためには、6%を超える大幅な最低賃金アップが必要でしょう。
我々の業界が価格転嫁できる方法は最低賃金のアップしかありません。
 今日、昼ご飯に牛丼を食べましたが、並盛は500円切りでサラダは150円です。
牛丼やサラダを安く提供するために納入業者はずっと値上げできないのです。
トヨタの安全面の種々トラブルも下請けが価格転嫁できない事が理由かもしれません。
最低賃金がどんどん上がれば、企業は支払わなくてはいけないので必然的に価格転嫁されるか給料を上げたうえで効率化されるのではないでしょうか?
 人口減の日本、外国人労働者の給料が国際競争力を失ったらおしまいだと心から思います。
最低賃金のアップは4月のベアの結果ではなく、日本の賃金政策の先導役にして欲しいと思います。

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