社長日記

人が思うように動かないのは当たり前

人が思うように動かないのは当たり前

私は、この会社で「やれ」といった事は、ほとんどありません。
野に放たれた状態の当社社員に「やれ」と言っても、
自分にとって、いやな事は、「その時」だけ「やる」だけです。

要は、「やる気」にさせるか、「やる気」になるしくみをつくるか、
(あきらめて)「自分」でやるしかないのであります。

支店長時代、「報連相」を徹底しようと全現場にテレホンカードを渡しました。
すぐにクレームに対応したり、すぐにお詫びやお礼を言いたかったからです。

しかし、1か月たっても1回も電話はありません。
こんな時、「やれ」と言いに行っても仕方ありません。
彼らにとって、報連相はいやな事なのです。

私は、毎日、御用聞きのように現場に行きました。
支店のエリアを3つに分ければ、最低3日に1回は行けます。
その頻度でいけば、大抵の事はタイムリーに対応できます。

お菓子を戴いたお礼、便器を欠けさせたお詫び、補償・・・
タイムリーに対応すると、今度は現場にプレッシャーになります。
「起きた事はすぐ報告しないと」・・・・

私は、自分の思い通りに人が動いてくれないのは
すべて自分のせいだと思います。

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