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身近なQC事例1

身近なQC事例1

QC的な「ものの考え方」について

先週の日曜日、東京のおばあちゃんが、鈴木家を訪れました。ローラは大喜び。
おみやげのクリスピー・ドーナツ片手に自転車に乗って大はしゃぎ・・・ が、
突然自転車もろとも横転し、大声で泣き出しました。おばあちゃんはびっくりして、「おおよしよし、だから危ないと言ったでしょ! 気をつけなさいよ」・・と慰めました。
ところが、驚いてかけつけたお母さんの対応は違っていました。
お母さんは、「ローラ、どういう乗り方をしたの?」と原因を尋ね、「それではダメでしょ!物を持ちながら自転車に乗ってはいけません!」と叱り、「もう一度教えてあげるからやってごらん。」と言って、まずいところを直しました。

このお母さんが無意識に行った行為の中に、QC的な考え方と行動がすべて含まれています。即ち、ローラが二度と落っこちないように、怪我をしないようにという目的のために、現状を分析し、落ちないような乗り方を計画し、そして実施させてみて、さらに直して検討するというステップをふんでいます。

このように、すべての物事を 【目的(計画)-実施―検討―処置】という順序で問題を解決していくのが、QC的な「ものの考え方」なのです。
この理屈はだれでもよくわかることですが、さらに大切なのは、こうした考え方や行動が身につき、実践しているかどうかということなのです。

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