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エレベーターが故障したらどう対応する?修理依頼についても解説

ビルや施設のエレベーターが故障した場合には早めに復旧しなければなりません。故障に至らない不具合であっても、放置していると事故や部品の破損につながります。

エレベーターの調子がおかしかったら、早めに修理業者に連絡するのが重要です。今回はエレベーターが故障した際の対応について解説します。

エレベーターの故障の可能性がある不具合

エレベーターが動いていても、以下の症状が出ている場合はどこかが故障している可能性があります。

  • 異音がする
  • 扉が開かないことがある
  • 止まる位置がずれることがある
  • ボタンが反応しないことがある
  • ボタンを押しても通り過ぎる
  • 昇降中に揺れを感じる
  • 昇降のスピードが遅い

原因はワイヤーの劣化やガイドレールの油切れ、電子回路の不具合などさまざまです。エレベーターや各部品は経年劣化するため、メンテナンスが不可欠です。

不具合を放置していると、扉が利用者を挟み込んでしまったり、閉じ込めたりするなどの事故につながります

また、不具合が生じたままエレベーターを稼働させ続けると部品が破損し、修理費用が高額になります。上記の不具合が発生した場合は、メーカーやメンテナンス業者などの修理業者に早めに連絡を取ってください。

エレベーターが止まる原因

エレベーターが止まったからと言って、故障とは限りません。故障でエレベーターが止まる場合もありますが、地震や停電の影響で止まっている場合もあります。

ここからはエレベーターが止まる3つの原因を解説します。

故障による停止

エレベーターの機械設備やワイヤーなどに故障が発生した場合は、エレベーターが非常停止することがあります。どのように停止するかは、故障箇所によって異なります。

復旧するには故障箇所を修理しなければならず、修理時間も故障箇所によってまちまちです。年に1回の法定点検や日頃のメンテナンスを行っていれば、突発的な故障はある程度防げますが、全く起こらないともいえません。

例えば、大雨の時にエレベーターに冠水・浸水が発生すると、故障して停止してしまう可能性があります。エレベーターの部品は防水仕様ではないからです。

なお、冠水・浸水が発生した場合は、たとえエレベーターが停止しなくても電源を落として停止させる必要があります。そのまま稼働させると感電などの二次災害が発生する可能性があります。

地震による停止

地震の揺れを感知して安全装置が作動することによってエレベーターが停止することもあります。地震時管制運転装置が設置されているエレベーターでは、地震による停止の場合、基本的に最寄り階まで動いて扉を開けて停止します。

おおむね震度4以下の地震であればエレベーターは自動で復旧して再び動き出しますが、おおむね震度5以上の地震だと自動では復旧しません。地震によって部品が破損している可能性があるので、点検なしでは動かないようにするためです。

震度5程度以上の地震でエレベーターが停止した場合は、メーカーやメンテナンス業者に連絡して点検を受けてから動かしましょう。

また震度4程度以下の地震から復旧させる場合でも、利用を再開する前に無人で一往復以上運転して安全を確認してから再開させてください。

停電による停止

エレベーターは電力で動いているので、停電が起きた際にも停止します。UPS(無停電電源装置)が搭載されているエレベーターであれば、最寄り階まで動いて扉が開いた状態で停止します。

停電から復旧させる場合も、無人で一往復以上運転させて安全を確認してから利用を再開してください。

エレベーターが故障した際の修理依頼先

エレベーターが故障した際にどこに修理を依頼すればよいのか悩む方もいるでしょう。修理の依頼先は主に3つあります。ここからはそれぞれの依頼先について特徴を解説します。

なお、普段からエレベーターの点検を依頼している業者がいるなら、まずはその業者への相談を検討するのがおすすめです。エレベーターの点検については下記の記事で解説しています。

エレベーターに必要な点検は?定期検査報告と保守点検を解説

エレベーターメーカー

利用しているエレベーターのメーカーは依頼先候補の1つです。エレベーターメーカーの長所は製造者である分、部品の調達が早いことです。また、業者を比較検討する必要もないので、依頼する際の手間も省けます。

しかし、エレベーターメンテナンス会社やビルメンテナンス会社と比較すると、費用は高くなりやすいのが短所です。

単発の修理であればあまり気にならないかもしれませんが、日頃のメンテナンスも依頼するとなると積もり積もって費用が高額になる可能性があります。

できればメンテナンス会社と比較しつつ、予算と相談しながら依頼を検討しましょう。

エレベーターメンテナンス会社

エレベーターメンテナンス会社はメーカーと比較すると費用が安くなりやすいのが長所です。また、エレベーターのメーカーを問わず修理に対応します。

部品の調達力はメーカーに比べると劣るものの、基本的に修理に必要な部品は保有しています。

しかし、修理能力はまちまちです。中には修理能力が高くない業者もあるため、慎重に業者選びをしなければなりません。また、基本的に他のビルメンテナンス業務は依頼できません。

その他のビルメンテナンス業務はすでに他の業者に依頼していて、エレベーターのメンテナンスのみを安く依頼できる業者を探している場合にはおすすめです。

ビルメンテナンス会社

ビルメンテナンス会社もメーカーと比較すると費用が安くなりやすいのが長所です。エレベーターのメーカーを問わず修理に対応でき、修理に必要な部品も基本的に保有しています。

また、他のビルメンテナンス業務も依頼できるので依頼先を一元化でき、複数の業者とやり取りをする手間が減ります。複数の業務をカバーするビルメンテナンス会社は、ビルや施設を管理する上で心強いパートナーになるでしょう。

しかしビルメンテナンス会社にもさまざまな会社があるので、選ぶ手間はかかります。以下で紹介する選び方も踏まえながら、管理する建物に合った会社を選ぶのがおすすめです。

エレベーターの修理依頼先を選ぶポイント

エレベーターの修理依頼先を選ぶ際には、最低限チェックしておきたいポイントが3つあります。ここからは3つのポイントを詳しく解説します。

修理能力があるか

きちんとした修理能力があるかはまず確認しておきたいポイントです。エレベーター修理を業務としているからには、どこの業者にも修理能力はあるのではと思うかもしれませんが、実際には業者ごとの技術力には大きくバラつきがあります。

そのため、検討している業者の実績を確認しておくのがおすすめです。エレベーター保守実績や修理実績、会社概要を明らかにしていない業者はたとえ見積もりが安くても避けましょう。

対応が早いか

業者の対応スピードも確認しておきましょう。故障が発生したとき速やかに復旧するために、対応が早い業者と契約するのがおすすめです。

また、地震時にどのくらいで対応できそうかもチェックポイントです。もちろん対応速度は地震の程度にもよるので一概には答えられません。

しかし、一般にクライアントが多すぎる業者は対応に時間がかかります。大きな地震のときには業者が個々のエレベーターを点検しないと復旧できないからです。

説明が丁寧か

修理やメンテナンスに当たって丁寧に説明する業者かどうかもチェックしておきたいポイントです。説明が丁寧だと依頼する際の安心感が違います。

長い付き合いになる可能性がある業者なので、安心して依頼できる業者を選びましょう。また説明の丁寧さに付随して、見積もりが分かりやすいかも確認しておきましょう。

見積もりに曖昧なところや不明点があると、思ってもみなかった出費につながります。分かりやすい見積もりを出すか、不明点に丁寧に答えるかも重視しながら業者を選んでください。

当社の強み・メリット

総合ビルメンテナンス企業である当社は、エレベーターまで含め、様々なビルにまつわるメンテナンスを一手に受けられます。以下のような強みがありますので、ビルメンテナンスに関して何かご相談がありましたら、ぜひ、コニックスにご相談ください。
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  • 特に愛知県においては拠点数が多く、何かあった時にすぐに駆け付けることができます
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<当社許認可・保有資格の例>

  • 建物環境衛生総合管理業 愛知県18総第8号
  • エコチューニング事業者認定 第170087号
  • 警備業 第54000058号
  • 一般建設業(般-3)第39090号

<当社従業員保有資格の例>

  • 清掃作業監督者
  • 建築物環境衛生管理技術者
  • 警備員指導教育責任者