修理
自動ドアの故障を修理するには?「開かない」などトラブルへの対処法も紹介
自動ドアは多くの人が毎日利用するので故障すると大変困るものです。修理にはプロの技術が必要ですが、本当は故障しておらず簡単に解消できるトラブルの可能性もあります。
この記事ではよくある自動ドアのトラブルと自分でできる対処法、自分で直せない場合の相談先などをご紹介します。
自動ドアのトラブルに自分で対処するときの注意点
これから自動ドアのよくあるトラブルと自分でできる対処法を解説しますが、対処する際に絶対に気を付けていただきたいことが2点あります。それぞれ詳しく解説します。
必ず電源を切ってから作業する
まず、必ず電源を切ってから作業してください。電源がついたままだと、怪我やさらなるトラブルのもとになります。
たとえば、ガイドレールの異物を取り除いている時に自動ドアが開閉すると怪我につながりかねません。必ず電源は切りましょう。
なお、電源を入れるのが対処法である場合にはその限りではありません。電源を入れたり入れ直したりすることでトラブルが解消される場合もあるので、以下で紹介する対処方法に従って試してみてください。
無理に直そうとしない
自動ドアは無理に直そうとしないでください。自動ドアの内部は精密機器です。むやみに触ると重大な故障に発展します。
自動ドアを本格的に修理するには専門的な知識と技術が必要です。以下でご紹介する対処法を試しても不具合が解消されない場合は、無理せずにプロの修理業者に相談しましょう。
自動ドアのよくあるトラブルと対処法
ここからは自動ドアのよくあるトラブルと対処法を解説します。症状別に対処法をご紹介するので、無理のない範囲で試してみてください。取扱説明書が手元にあれば参照しながら作業し、自分で解消できない場合は早めに業者に相談しましょう。
自動ドアが開かない
自動ドアが開かないトラブルには、手動でも開かないパターンと手動では開くが自動で開かないパターンがあります。
手動でも開かない場合は以下の項目を確認してみましょう。
- 錠が掛かっていないか
- 自動ドアの下に何か挟まっていないか
自動で開かない場合は、自動ドアの電源が切れていないか確認してください。誰かがうっかり切ってしまった可能性も考えられます。
自動ドアの電源は本体の室内側上部にあります。取扱説明書を参照しつつ、電源を探しましょう。また、製品によっては本体の電源とは別に管理用の電源がある場合もあります。
全ての電源が入っていないと自動ドアは動作しないので、それぞれの電源を確認してみてください。
自動ドアが閉まらない
自動ドアが閉まらないトラブルには、全く閉まらないパターンと途中までしか閉まらないパターンがあります。
全く閉まらない場合は、補助センサーが何かを検知しているのかもしれません。補助センサーとは、ドア付近に人がいるときにドアが閉まらないようにするためのセンサーです。ドア付近に検知物になりそうなものが見つかれば取り除きましょう。
途中までしか閉まらない場合は、錠が下りているか、床面にあるガイドレールに異物がある可能性があります。錠の状態を確認し、ガイドレールを確認してみましょう。
自動ドアが勝手に開閉する
自動ドアが誰もいないのに勝手に開閉する場合は以下の原因が考えられます。
- 起動センサーが作動している
- ガイドレールに異物が挟まっている
起動センサーとはドアを開けるためのセンサーで多くの場合ドアの上部や天井に設置されています。起動センサーが検知するようなものが周囲にないか確認しましょう。また、ガイドレールの状態もチェックしてください。
自動ドアから異音がする
自動ドアが開閉する際に変な音がする場合は、ガイドレールに異物がある可能性があります。ガイドレールの状態を確認してみましょう。
また、ガイドレールに何もないのに異音がする場合は、ガイドレールに潤滑剤を噴霧すると異音が解消される場合があります。
自動ドア用の潤滑剤は一般の方でも購入できますが、選び方などに不安があれば業者に相談しましょう。
自動ドアの開閉速度が遅い
自動ドアの開閉速度が遅い場合は、以下の原因が考えられます。
- 初期動作を行っている
- コントローラーにエラーが発生している
まず電源を入れた直後の初期動作を行っている場合は、動作設定をしているだけなのであまり心配はいりません。2、3回開閉させて様子を見ましょう。
コントローラーとは自動ドアを制御している装置です。2、3回開閉させてまだ開閉速度が遅ければ電源を入れ直してエラーが解消されないか試してみてください。
自動ドアの修理の依頼先
上記の対処法を試してトラブルが解消されない場合は故障している可能性があるので、業者への相談が必要です。自動ドアの修理の依頼先は主に以下の3つがあります。
- 自動ドアの販売・サービス会社
- 自動ドアのメーカー
- ビルメンテナンス業者
まず使用している自動ドアの販売会社やメーカーが依頼先の候補です。販売会社やメーカー名は自動ドアの保証書や取扱説明書、自動ドアに付いているブランド表示ステッカーから分かります。販売会社やメーカーの長所は、製造・販売した製品に精通していることです。
または、当社のようなビルメンテナンス業者への依頼もできます。ビルメンテナンス業者も自動ドアを整備できる有資格者(自動ドア施工技能士)を擁している場合があり、クオリティの高い修理が受けられます。
また、その他のビルメンテナンスを依頼できるのもビルメンテナンス業者の強みです。業者選びの際には有資格者がいるか確認の上で検討しましょう。
ビルメンテナンス業者の選び方については下記の記事もご参照ください。
故障を防ぐために定期的な点検がおすすめ
自動ドアは重たいドアを頻繁に動作させるものなので、使っていくうちに消耗していきます。突発的な故障を防ぐためには定期的な点検がおすすめです。ここからは自動ドアの点検について解説します。
点検は義務ではないが重要
自動ドアは昇降機などとは異なり法定点検はありません。しかし、全国自動ドア協会が推奨しているように、自動ドアの安全性のためには定期的な点検を行った方がよいでしょう。
たとえば、自動ドアの故障でビルや施設の利用者が負傷するケースも考えられます。そうなった場合、負傷自体がおおごとなのは言うまでもありませんが、損害賠償や建物のイメージダウンのリスクも考えられます。
定期的に点検しておけば部品の消耗や不具合も早いうちから発見できます。建物の安全性と快適性のために自動ドアの点検は定期的に行いましょう。
日常点検と保守点検が必要
自動ドアの点検には日常点検と保守点検があります。日常点検は取扱説明書を参照して可能であれば毎日自分で行うものです。
保守点検はより高度な点検で、業者に依頼する必要があります。業者選びの際には、自動ドアの専門家である自動ドア施工技能士がいる業者を選びましょう。
保守点検の頻度は年に数回程度で、自動ドアの種類によって点検の頻度が異なります。消耗が進みやすい自動ドアや、故障した際に安全上の影響が大きい自動ドアは高頻度で点検します。
業者に点検を依頼すると万一の故障時も安心
業者に定期的な点検を依頼していると、万一故障した時も点検業者に修理を依頼できるので安心です。点検を依頼されている業者は建物や使用している自動ドアについてよく知った状態なので、素早く対応できます。
自動ドアの点検を依頼している業者がまだないなら、この機会に探しておきましょう。当社は自動ドアを含む設備の点検・トラブル時の初期対応・修理まで幅広く行っています。
当社の強み・メリット
総合ビルメンテナンス企業である当社は、以下のような強みがあります。
ビルのことでしたら自動ドアのことまで含めて、対応可能ですので、何かご相談がありましたら、ぜひ、コニックスにご相談ください。
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- 特に愛知県においては拠点数が多く、何かあった時にすぐに駆け付けることができます
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