修理
ビルや施設の給湯器を修理するには?依頼先や症状別の対処法を解説
ビルや施設の給湯器が故障したら早めに修理したいものです。給湯器が使えないと利便性が下がりますし、放っておくと本格的に故障して交換するしかなくなる場合もあります。
故障していると分かったら早めにメーカーや業者に連絡を取りましょう。この記事では給湯器が故障した場合の修理の依頼先や不具合への対処法を解説します。
給湯器修理の依頼先
ビルや施設の給湯器が故障した場合、修理の依頼先は主に3つあります。依頼先によってメリット・デメリットがあるので、状況に応じてどこに相談するか検討してみてください。
給湯器メーカー
使用している給湯器のメーカーは依頼先の候補の1つです。製品に関する理解が深く、修理に必要な部品を保有しているのがメーカーの強みです。
特にメーカー保証期間内なら基本的に無償で修理を受けられるので、メーカーに依頼した方がよいでしょう。メーカー保証期間はおおむね1~2年です。製品によって異なるので保証書を確認してください。
メーカーに修理を依頼するデメリットは、対応が遅い場合があることです。地域によっては拠点がなく、修理に向かうまで時間がかかる場合もあります。
ガス会社
ガス会社も給湯器の修理ができる場合があります。地域密着型で、ガスを供給している地域に拠点を持っているので対応が比較的早いのが特徴です。
しかし、実際に修理を行っているのは外注の修理業者である場合もあります。そのため、修理費用がやや高くなるケースもあるのがデメリットです。
ビルメンテナンス業者
ビルメンテナンス業者の中にも、当社のように給湯器の修理を行っている業者があります。給湯器メーカーやガス会社と同じく、給湯器修理に必要な資格を持つ作業員がいるため、安全かつクオリティの高い修理ができます。対応が早く柔軟なのも特徴です。
ビルメンテナンスを業務としている分、守備範囲が広いので、給湯器修理をしながら他の不具合にも対応できます。ビルメンテナンス業者に依頼するデメリットは、ゼロからビルメンテナンス業者探しをする場合に選定に時間がかかりやすいことです。
ひとまず、すでに依頼しているビルメンテナンス業者が給湯器修理にも対応していないか調べてみましょう。業者探しが必要になる場合には、給湯器を修理できる資格を持った作業員がいて実績のある業者を探してみてください。
ビルメンテナンス業者の選び方については下記の記事もご参照ください。
給湯器の修理は自分でできるか
給湯器の修理は自分ではできません。給湯器の構造は複雑で、修理には専門的な知識と技術が必要です。むやみに修理を試みると故障をさらにひどくしたり、ガス漏れ・火災を引き起こしたりします。
また、どの種類の給湯器であっても修理には資格が必要です。給湯器の修理は必ずプロに依頼しましょう。
しかし、給湯器が不具合を起こしているとき、実は故障していない場合もあります。たとえばフィルターを掃除したり電源を入れ直したりすると不具合が解消されるケースもあります。
不具合の種類によっては、自分で対処して直らないか試してみましょう。具体的には次の部分で詳しく解説します。
給湯器の不具合と対処法
給湯器の不具合によって対処法は異なります。すぐに修理を呼んだ方がよい場合もあれば、自分で簡単なチェックをしてみた方がよい場合もあります。ここからはよくある不具合と対処法を解説します。
エラーコードが表示されている
エラーコードが表示されている場合は、どこに不具合が生じているのかコードによってある程度分かります。それぞれのエラーコードが意味する内容はメーカーによって異なるので、給湯器のメーカー名とエラーコードを合わせて検索してみましょう。
自分で対応できるかは不具合の中身によって異なります。判断がつかない場合はメーカーや業者などプロに相談してみましょう。また、修理を依頼する際にはエラーコードを伝えるとスムーズに修理しやすくなります。
お湯が出ない
お湯が出ない(湯温が低い)場合は、まず以下をチェックしてみましょう。
- ガスの元栓が閉まっていないか
- 温度設定が間違っていないか
- 給湯器の電源が切れていないか
- 電源プラグが抜けていないか
- お湯を使い過ぎていなかったか
上記をチェックしても直らない場合は、混合水栓の中の部品などが故障している可能性があるので、修理を依頼しましょう。
お湯が出るまでに時間がかかる
古い給湯器でお湯が出るまで時間がかかる場合は、内部の部品が劣化して点火不良を起こしている可能性があります。自分では直せないのでプロに相談しましょう。
湯温が安定しない
湯温が安定しない場合には、給湯器の給水口フィルターが詰まっている可能性があります。自分で清掃できそうなら、清掃してみましょう。清掃した上で電源を入れ直しても改善しない場合は修理を依頼してください。
水すら出ない・水漏れしている
そもそも水すら出ない場合や水漏れしている場合は給湯器のトラブルではなく、配管のトラブルの可能性が高いです。ビルメンテナンス業者なら配管のトラブルにも対応できる場合が多いので、ビルメンテナンス業者に相談してみましょう。
水が出ないケースでは、近所で断水していないか、凍結していないかを念のため確認してみてください。
異臭・異音がする
異臭や「ボンッ」といった異音がする場合は、ガス漏れや不完全燃焼を起こしている可能性があります。そのまま使用するのは危険なので、使用をやめて修理を依頼してください。
煙が出る
黒い煙が出る場合は不完全燃焼を起こしている可能性があり危険なので、使用をやめて修理を依頼してください。
一方、白い煙のようなものが出る場合は、水蒸気の可能性が高いのであまり心配はいりません。とはいえ、あまりにも量が多かったり、急に出るようになったりした場合にはプロに相談してみましょう。
給湯器の修理と交換はどちらがよいか
給湯器が故障すると、修理と交換どちらがよいのか悩む方もいるかもしれません。修理と交換のどちらがおすすめかはケースバイケースですが、一応の目安はあるのでご紹介します。
また、以下で紹介するケースのどちらにもあてはまらない場合や、判断に迷う場合もあるはずです。そういった際には、お気軽にプロにご相談ください。
修理をおすすめする場合
以下のケースでは修理がおすすめです。
- メーカー保証期間内である場合
- 給湯器を設置してから8年以内である場合
メーカー保証期間内なら、使用者の使い方が悪くて故障したのでない限り無償で修理を受けられるので、買い替えではなく修理がおすすめです。
また、給湯器を設置してから8年以内なら、修理に使える部品がメーカーに残っていて修理できる場合が多いでしょう。メーカー保証期間を過ぎていると修理費用はかかってしまいますが、交換よりは費用をかけずに済みます。
交換をおすすめする場合
以下のケースでは交換がおすすめです。
- 給湯器を設置してから10年以上経っている
- より省エネ性能が高い給湯器に切り替えたい
給湯器の寿命はおよそ8年から10年です。設置から10年以上経っていると、修理をしてもまた新たな故障が発生しやすく修理費用がかさんでしまうので修理はおすすめできません。
10年以上経過していると、メーカーがすでに部品を保管しておらず、そもそも修理ができないケースもあります。
また、この機に省エネ性能の高い給湯器に切り替えたい場合には交換するのも1つの手です。省エネ性能の高い給湯器に切り替えるとガス代が安く済み、長期的にはコストパフォーマンスがよくなります。
とはいえ、交換する場合は新しい給湯器を選ばなければなりませんし、修理に比べて費用もかかります。特に省エネ性能が高い給湯器は通常の製品に比べ本体の価格が高額です。交換のデメリットを踏まえた上で、修理にするか交換にするか選んでください。
給湯器を更新する場合は、納品までに日数が掛かる場合がありますので、年数がかなり経過している場合は、故障により使用出来なくなる前に計画的な更新をお勧め致します
当社の強み・メリット
総合ビルメンテナンス企業である当社は、以下のような強みがあります。
給湯器の修理までカバー範囲としており、トータルでご相談をお受けできますので、ビルメンテナンスに関して何かご相談がありましたら、ぜひ、コニックスにご相談ください。
コニックスへの問い合わせ
- 特に愛知県においては拠点数が多く、何かあった時にすぐに駆け付けることができます
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