業務用エアコン
業務用エアコンのフィルター清掃について解説!掃除するメリットや相場は?
この記事では業務用エアコンのフィルター清掃について解説します。
業務用エアコンはずっと稼働していて、フィルターの汚れも蓄積されやすいのでこまめに清掃する必要があります。それは分かっていてもあまり清掃できていないという方も多いでしょう。
ここでは、フィルターの役割や清掃するメリット、外注の際の相場を確認していただけます。
フィルターの役割
空気の汚れをキャッチする
空気の汚れは非常に細かく、目に見えません。エアコンフィルターはその空気の汚れをキャッチする役割を担っています。
業務用エアコンは出入りが激しいオフィスや調理場などで使用されるため、汚れが発生しやすい環境で稼働します。そのためフィルターにはホコリが蓄積されやすく、定期的な交換や清掃が必要です。
エアコンは室内から吸い込んだ空気を適切な温度に変化させて再び室内に排出します。空気中には常に汚れが含まれているため、フィルターなしで業務用エアコンを使用すると、汚れた空気が循環し、空間が汚れで満たされてしまう恐れがあります。このような事態を防ぐためにも、エアコンには必ずフィルターをセットしましょう。
エアコンの故障や劣化を防止する
業務用エアコンは精密な機械です。そのため、内部にホコリや汚れが入り込むと、故障や劣化の原因となってしまいます。フィルターを使用しないでエアコンを長期間使用すると、メンテナンス費用や本体の交換費用が余計にかかる可能性があります。フィルターはエアコンの寿命を延ばすためにも重要な役割を担っています。定期的な交換や清掃を行うことで、エアコンを長く使用することができます。
フィルターは定期的な清掃が必要
清掃頻度の目安
フィルターは汚れが蓄積されるため、定期的に清掃する必要があります。一般的には、事務室などでは2ヶ月に1度の清掃が推奨されています。3ヶ月経つとホコリがたまっていることが多いです。しかし、実際には季節の変わり目などの特別な時期にしか清掃されないことがあります。大規模な施設や病院などでは、人々の健康問題に関係するため、業者と契約し、定期的に清掃を行うことが一般的です。
なぜフィルター清掃のサイクルが短いのか
業務用エアコンは長時間稼働しているため、家庭用エアコンと比べて汚れがたまりやすい傾向があります。また、人の出入りが多い場所や、外気が入りやすい場所では、フィルターに汚れがたまりやすくなります。エアコンの本体が大きいほど、室内の空気を吸い込む力が強くなり、汚れをキャッチするためにフィルターに負荷がかかるため、清掃の頻度が高くなる傾向があります。
フィルターは掃除機だけでは取れない場合もある
フィルターを放置しすぎると、掃除機だけでは汚れを取り除けなくなることがあります。
ひどい場合は水洗いや高圧洗浄機を使用する必要があります。
フィルターがこのような状態になってしまうと室内環境が悪化する可能性もあるため、そうなる前に、掃除機で取り除ける程度の状況で定期的に清掃することが重要です。
フィルターを清掃するメリット
エアコンの効率を高める効果が期待できる
フィルターが綺麗な状態のときに業務用エアコンの力は効果的に発揮されます。フィルターが詰まってしまうと、十分な量の空気を部屋に送ることができなくなり、そのために業務用エアコンはパワーを費やしてしまいます。フィルター清掃を定期的に行うことで、電気代を節約できます。エアコンの効きが悪い場合は、汚れの蓄積が原因である可能性が高いでしょう。
点検や修理などのランニングコストを削減する
業務用エアコンはランニングコストが高額になりやすく、いかに抑えるかが重要になってきます。フィルター清掃を外注する費用はかかりますが、清掃を怠ったときの劣化による点検や修理費用、本体交換に比べれば、結果的にコストを抑えることができます。
室内環境を清潔に保ち、作業効率アップ
フィルターを清掃することで、室内環境を保つことができます。人間は空気と密接に繋がっており、健康に影響を与えるため、清潔な空気が必要です。
放置したままの根詰まったフィルターから出る空気は、汚れた空気となって室内に送り出され、生活環境に悪影響を与えます。
汚れた空気を吸うことは、「なんとなく気だるい」といった体調不良を引き起こすことがあります。もし、「なぜか空気が淀んでいる」、「社員が元気ではない」と感じる場合は、エアコンのフィルターを点検してみることをおすすめします。
フィルター清掃の注意点
実際のクリーニングの流れを以下に示します。業務用エアコン10台(半日)
- エアコンの下で養生をして、フィルターを取り外します。
- フィルターを掃除機で吸引します。汚れがひどい場合や綺麗なフィルターを維持したい場合は高圧洗浄機で清掃します。
- フィルターを屋外で乾燥させます。
- フィルターを取り付けます。
フィルター清掃には高度な技術は必要ありませんが、作業には危険が伴うため、以下の点に注意が必要です。
転倒に気をつけ、1人で作業しない
フィルター交換で注意することの一つは、脚立からの転倒です。特に自社で従業員が交換する際は、慣れていない脚立での作業になります。高い場所での作業には、安全に作業するために適切な脚立を用意し、必ず2人以上で作業しましょう。
また、動きやすく、安全に作業できる服装を着用することも重要です。
周知を徹底する
フィルター交換を行う場合は、周囲に周知しましょう。フィルター交換は危険な作業で、ホコリが散らかることもあるため、周囲にも影響が出てしまいます。
事前に周知することで、トラブルを回避しましょう。
フィルターが落下することを防ぐ
フィルターがしっかりと止まっているか確認しましょう。建物内の業務用エアコンには、微妙に大きさの違うフィルターがありますので、間違えないように注意しましょう。フィルターが正しくはまっているか確認することで、落下事故を防ぐことができます。
清掃を楽に行う方法
脚立を使わずにフィルター清掃できる業務用エアコン
業務用エアコンには、オートグリルパネル機能が搭載されているものがあります。この機能を使えば、リモコン一つでフィルターが降りてくるため、脚立を使わなくてもフィルター掃除ができます。
フィルターを取り外す手間も省けるため、画期的な機能といえます。
プレフィルターで清掃が楽に
施設によっては、プレフィルターを使用しているところもあります。
プレフィルターとは、業務用エアコンのパネルに貼って使用するシールのようなフィルターで、入り口でキャッチしてくれます。
プレフィルターを使用することで、プレフィルター交換だけで済むため、メンテナンス期間が短縮されます。ただし、汚れが目立ってくるため、交換時期になると見た目が悪くなってしまうというデメリットがあります。
清掃業者の選び方
フィルター交換は単純な作業に思えるかもしれませんが、危険な作業であり、時間内に終わらせるための段取り力も必要となります。そのため、ノウハウや実績のある業者に依頼すると安心です。
中には、スタッフへの教育が行き届いていないまま、業務を行わせている業者もいます。そうした業者に依頼した場合、人とのトラブルや物品の破損、さらには出入りしている顧客からの信頼低下につながる可能性があります。
病院や百貨店など、不特定多数が出入りする場所では、業者を見たお客様が、その店舗のスタッフと勘違いしてしまうこともあります。そのような状況で周りの状況を鑑みず作業をしてしまうと、店舗のイメージダウンにつながってしまいます。
このようなトラブルを防ぐためには、実績のある業者を選ぶことが大切です。安い業者を選ぶだけでなく、実績や口コミを考慮して業者を選びましょう。
業者への依頼と費用に関して
フィルター掃除だけを行うというサービスもありますが、当社ではフィルター掃除だけではなく、業務用エアコンのクリーニングや、法律に基づいた業務用エアコンの点検、ひいては業務用エアコンだけではなく、建物・ビルのメンテナンスに関わる様々なサービスを一貫して行うサービスをご用意しております。
業務用エアコンのクリーニングのみだとしても、2台以上であったり、繁忙期以外(3月~GWまで/10月~11月)にご依頼いただくなどでもお安くなります。
その他、以下のようなメリットもございます。
- 一般的な業務エアコンはもちろん、他で断られてしまった特殊な機器のクリーニングも対応できます
- 建物・ビル全体での省エネのご提案が可能で、コストカットに繋がります
当社よりお安いところもありますが、価格だけで選んでしまった場合に、以下のような様々トラブルに見舞われてしまわれるケースも良く耳にします。
- 養生をしてくれなかった
- 時間帯に融通がきかなかった
- 周りが汚れたままだった
- 機器の破損があった
ご依頼前には、周りからの評判なども気にしていただけたらと思います。
当社の強み・メリット
当社には以下のような強みがあります。
- 特に愛知県においては拠点数が多く、何かあった時にすぐに駆け付けることができます
- 創立1955年以来、長きに渡り培われた圧倒的な経験値を持ち、信頼していただけています
- エコチューニング事業所認定・エコチューニング技術者がいるため、省エネ知識も豊富です
- 総合ビルメンテナンス企業として、建物にまつわる悩みごとをトータルでご相談お受けし、解決できます
まとめ
業務用エアコンのフィルター清掃は、業者に依頼せずともできますが、理想的な交換頻度は二ヶ月に一度で時間が取られますし、危険な作業を伴うため、専門の業者への依頼をお勧めします。特に脚立による事故は多く、スタッフが怪我してしまい、職場の損失につながる可能性もあります。コストを削減して思わぬトラブルを起こすよりも、実績やノウハウが蓄積されているプロにおまかせすることも一つの手段と言えるでしょう。
下記リンク先からぜひコニックスまでお問い合わせください。